mamitan

園ナースの日々と小さな気づき

手先が育つとき、脳も育つ――微細運動と発達のつながり

小さな手が、世界をつかむ保育園で子どもたちの手を見ていると、その小ささと力強さに、毎日はっとさせられます。粘土をぎゅっと握りしめる手、折り紙を一生懸命折ろうとする手、ボタンを留めようと格闘している手、友だちの手をそっとつなぐ手……。子どもの...
園ナースの日々と小さな気づき

体を動かすことは、育つこと――運動発達と健康を、保育の現場から考える

走る子どもを、見ていると春になると、保育園の園庭に子どもたちが飛び出してきます。冬の間、室内で過ごすことが多かった分、外に出た瞬間の解放感が全身から溢れ出るようで、気づけばみんな走り出しています。目的があるわけでもなく、ただ走る。その姿を保...
園ナースの日々と小さな気づき

子どもの皮膚は、語る――湿疹・とびひ・あせもを、保育の現場から読み解く

皮膚は、体の外側にある「内側」だ夏の終わりから秋にかけて、保健室への来室が増えるものがあります。皮膚のトラブルです。あせも、とびひ、湿疹、虫刺されの掻き壊し……。汗をかきやすい季節から、乾燥が始まる季節への移行期は、子どもの皮膚にとって特に...
園ナースの日々と小さな気づき

口の中を見れば、わかること――歯と口腔ケアが、全身の健康につながる理由

口は、体への入り口だ保育園で働いていると、子どもたちの口の中を見る機会が思いのほか多くあります。熱を測るついでに喉の赤みを確認する、口の周りの発疹が気になって覗いてみる、「歯が痛い」と言ってやってきた子どもの口を見る……。そういった場面で、...
園ナースの日々と小さな気づき

耳のこと、ちゃんと知っていますか――中耳炎・難聴・言葉の発達のつながり

聞こえることは、育つことだ保育園で、子どもたちの声に囲まれて働いていると、「聞こえる」ということの豊かさを、毎日実感します。「せんせい、みてみて!」という呼びかけ、友だちと笑い合う声、絵本の読み聞かせに聞き入る静けさ、泣き声、歌声……。子ど...
園ナースの日々と小さな気づき

子どもの目を、守るということ――視力・目の異常のサインを見逃さないために

目は、世界への窓だ子どもたちが初めて保育園に来た日のことを、わたしはよく覚えています。不安そうに、でも好奇心旺盛な目で、新しい環境をきょろきょろと見回す。その目の輝きが、子どもたちの生命力そのものに見えて、毎年入園の季節には胸が温かくなりま...
園ナースの日々と小さな気づき

排泄は、健康の通知表――うんちとおしっこが教えてくれること

うんちとおしっこを、まじめに語る「うんち」という言葉を聞いて、子どもたちは大喜びします。保育園で「うんち」と言えば、クラス中が笑いに包まれることがある。それほど、子どもたちにとって「うんち」は親しみ深い、日常の言葉です。でも、その「うんち」...
園ナースの日々と小さな気づき

園ナースとして、折れそうになったとき――それでもこの仕事を続ける理由

あの日、保健室で泣いたこと保育の仕事を長く続けていると、「折れそうになる日」が来ます。園ナースも、例外ではありません。むしろ、医療の知識と責任を持ちながら、保育という集団の中で一人で動くことの多い園ナースは、その孤独感や重圧を、誰かに話せな...
園ナースの日々と小さな気づき

災害時の保育園――避難訓練と、命を守る備えのこと

「もしも」は、必ず来ると思って備える避難訓練の日、子どもたちは真剣な顔をして並びます。「おかしも」の約束を守りながら、先生の誘導に従って、素早く園庭に出てくる。その姿を見るたびに、わたしは「この子たちが、本当にいざというとき、自分の命を守れ...
園ナースの日々と小さな気づき

眠ることは、育つこと――睡眠と子どもの健康を、保育の現場から考える

眠れている子どもは、違う長く保育の現場にいると、「よく眠れている子どもは、違う」ということを肌で感じるようになります。朝、登園してきたときの表情の明るさ、一日を通じた活気の安定感、感情の波の穏やかさ……。十分な睡眠をとっている子どもには、ど...